項目/種類 ハクリデカール 水デカール 個別コメント
 1.下地色の透け ・ハクリデカールは全く透けません。説明書に偽りなし!
 2.貼り具合 ・大きな面積のものはハクリの方が扱い易い。
 3.密着度 ・密着度もハクリの方が遥かに上。
 4.デカールの伸び ・複雑な形状の伸びは水デカールの方がだいぶ上ですね。
 5.耐クリア性 ・ハクリはクリアOKと書いていますが思ったほど強くない。
 6.デカールの厚み ・デカールはインク部分が厚くて剥離層を剥がしても結構厚い。
 7.段差消し ・ハクリはデカールが厚い分、デカールを削る危険が大。
 8.総合評価 ○にしときます ・慣れてないせいか扱いにくいところもありますがメリットもあり。

●155のゼッケンがそのパターン。
  7号車と8号車が選択できるようになっていますのでゼッケンの真ん中が
  開いています。

  このまま貼るとニスを剥がした時にはがれますので2.の対策を実施しました。

5
デカール貼ろう

ハクリデカール編

【始めに】
 ●今回初めて「ハクリデカール」を貼ってみましたので使い具合のご紹介を致します。
   あくまで個人的感想ですのでご参考程度に留めてください。

   以前から「ハクリデカール」に興味がありましたが、模型に一般的に添付されているデカールは「水デカール」なので
   なかなか使う機会がありません。

   「ハクリデカール」についていろんなサイトを調べましたが、紹介されている事例が極端に少ないので
   「ハクリデカール」 対 「水デカール」の比較なども交えて紹介させていただきます。

 ●「ハクリデカール」は「ハイテクデカール」とも呼ばれており、車座さんのサイトでは「貼るのにもハイテクが要る」と紹介されています。
   なんだかドキドキ&ワクワクします。

●今回ハクリデカール使いましたがなかなか良さそうです。経験値をつけて上手く貼れる様になりたいアイテムです。
   (2008/06/21)   加筆(2008/06/28)

●失敗編加筆(2008/07/13)
   研ぎ出しで落とし穴がありました。上手く行くと思ったのに・・・。

【ハクリデカール失敗編】

「研ぎ出し失敗編」

●水デカールの要領でデカールの段差けしをしていたら思いっきりデカールを
  削ってしまいました。
  気が付かなかったんですがデカールの厚みが水デカールより相当厚いみたいです。

  厚いから「白も透けないのか」と少し納得。

●屋根の「8」を2箇所削ってしまったのでタッチアップとマスキングして色塗ったのですが
  塗料の乾燥がまだなのにさわってしまってひどい事に・・・。

  ここからは修正⇒失敗⇒修正⇒失敗(繰り返す事5回)失敗のスパイラル。
  きたなくなって目が当てられなくなってしまいました。
  これ以上やっても綺麗になりそうも無いのでとりあえずクリア噴いて乾燥待ちです。

  捨てたいぐらいですが何とか完成させます。展示会にも持っていきますので
  見て「下手くそ!」って笑ってください。


●ボンネットの蛇の上にある赤い丸も沢山削ってしまいました。
  デカールも場所によって厚みが不均等のようです。


●段差けしをやるならクリアを7回以上必要かもしれません。
  私はいつも5回ですがこれじゃ足らない。

【ハクリデカールの注意点】
  1.デカールを貼っている際に保護フィルム(透明のニス)が剥がれてくることがありますので注意が必要です。
  2.保護フィルムが剥がれてもデカールを貼ることが出来ますがインク(デカール)が欠けやすいので十分な注意が
    必要です。
  3.インク部分が密着していないと簡単に欠けます。筋彫りに馴染ませるのには保護フィルムを剥がす前に
    保護フィルムと一緒に切込みを入れて馴染ませた方がいいかもしれません。
     (今回、私は剥がしてから馴染ませたので、欠けました。)
  4.カーボンデカールの上から貼ったら、保護フィルムを剥がすのが大変でした。全然剥がれない。
    カーボンデカールとの相性もあるんでしょうが早めに剥がした方が良さそうです。
  5.デカールの下の水を抜くと比較的早く密着するんですが、そうすると水デカールよりずらすのが難しいいです。
    これは水デカールも一緒ですがハクリデカールのほうが顕著です。
  6.思ったよりデカール(インク層)が厚いので段差けしをする際はいつもより2回ほど多くクリアを噴く必要がありそうです。

●大した苦労も無くボディーへの貼り付けが終わりました。
  白が全く透けませんのでデカールのディテールが映えて
  格好いいです。

  自己満足ながらカーボンデカールも控えめ(?)
  (だいぶ自己主張してますが)でいいアクセントです。


溶けた
場所

【ハクリデカールと水デカールの違い】
●「ハクリデカール」と「水デカール」の最大の違いは貼った後に透明の
  ニスの部分を剥がすことです。

●透明のニスの部分は水デカールと同じ様な感じで印刷されています。
  水デカールならこの部分をカットして貼りつけるのですが
  ハクリデカールは剥がしますのでこのまま貼り付けます。

【同じところ】
●貼り方はハクリデカールも水デカールと一緒です。
  水に浸けて台紙から浮かして貼ります。

●ハクリデカールはデカールが重なる部分に工夫が必要です。

  デカールを重ねるには
   1.透明のニスの部分を剥がしてから重ねるか
   2.事前に透明のニスを剥がす 必要があります。

●24時間後に一番大判のデカール「8」を剥がしました。
  全く問題なく綺麗に剥がれました。

  貼りついた後のインクは強度もあります。
  これは水デカールより優れた部分です。
  少々こすっても全く問題なし。
   (こすりのテストはテストピースで試しました。)

「その2 谷形状の部分の密着」

●ハクリデカールは細かな部分のデカールの伸びがあまり良くありません。
  このように谷形状の部分は水デカール同様に浮き易いです。

  水デカールならマークセッターを付けてお湯に浸したティッシュを押し付ける
  荒業を使うとだいたい密着してくれますがハクリデカールは簡単に割れます。

  慣れればうまく行くのかもしれませんが水デカールのような荒業は
  ハクリデカールには効かないようです。

  (この部分は後でタッチアップして誤魔化しました。)


ここが
ヒビ割れた

「その3 スジ彫り部分」

●スジ彫り部分も浮いてますからカットしたら見事にヒビ割れました。
  スジ彫りは透明のニスが付いたままカットした方がヒビ割れる危険性は
  少ないのではないでしょうか。

  今回、試すことは出来ませんでしたので、そのうち(TS020で)試します。

スジ彫り部分欠けた 
           






         

●横も24時間後に剥がしました。
  こちらも全く問題なく綺麗に剥がれました。

【今回ハクリデカールを使ってみた私の個人的評価】

●後ろから。





  失敗と難しい部分は後で(後ほど加筆)紹介しますね。

●今回使うのはミュージアムコレクションから出ているハクリデカールです。
  説明書を見てみるとこんな事が書いてます。

  
【メリット】
    実車と同じ耐熱、対紫外線インクを使っています。
     だから 1.高い耐久性をもっています
          2.白も全く透けません
          3.何年経っても退色や黄ばみがありません

   本当ならこりゃ凄い! ここで疑問?
   でもこれほどいいものならなぜ一般化されていないのでしょうか
     一般化されていない理由(私の想像)
          1.コストが高い? (でも最近の痛車のデカールより安いぞ。)
          2.貼りにくい  (多分こっちが最大の理由なんじゃないのかな)

●それでは詳細を紹介します。

  いつもの様に屋根から貼り付けます。155では一番大判のデカールです。
  貼ってみた感じは水デカールと大きな違いなし。
  思ったより違和感が無いです。

●デカールをボディーへ置くのはハクリデカールのが簡単です。
  端が「折れたり」「カール」したりする不具合は発生しにくいようです。

●白の色透けはご覧の通り 「全く透けません」 説明書に偽り無しです。
  こりゃ凄い!!参りました。

●実験結果を報告。

  小さい方の7番は貼付け後 0.5h 1h 1.5h 2h で、どれも綺麗にはがれました。
  小さいデカールなら30分程度で大丈夫のようです。

  その結果を受け、少し大きい7番は 48hの予定を変更して2hで剥がしました。
  全く問題なし。 8h 24hは予定通り試しましたがどれもうまく剥がれました。

●以上の実験から1日(24h)以上経てば大丈夫だろう、と言うことでボディーに
  貼ったデカールの剥離に入ります。

【ハクリデカールの難しいところ】

「その1 デカールの端」

●デカールの端は貼っている際に欠け易い部分です。
  今回のミスは透明のニスをデカールギリギリまでカットしたせいで発生しました。
  透明のニスはカットせず貼る方が良いようです。

↑   ↑
ここが欠けた

【ここで実験 Part1】
●ハクリデカールと水デカールの最大の違いである「透明のニス」を剥がすタイミングを
  実験します。

  説明書にはこう書かれています。
     「ハクリデカールは貼付後一週間ほど置いてから剥離層を剥がすと
     ほぼ間違いなく剥がれます。」

●一週間も待てないので、どれだけ時間が必要か実験です。
  ジャンクデカールで実験しようと思っていたのですが白いデカールがなかったので
  使わない「7号車用」のゼッケンで試します。

  小さい方の7番は貼付け後 0.5h 1h 1.5h 2hで剥がします。
  少し大きい7番は 8h 24h 48hで剥がします。
  うまく剥がれるでしょうか・・・?

●白の透けはご覧の通り全く透けていません。

   
ご注意
    テストパーツはクリアを適当に噴いたので軽い梨地&カブリ状態ですが
    気にしないで下さい。

【ここで実験 Part2】
●ハクリデカールは「クリアOK」と書いていました。どのぐらい強いのか実験してみます。
  透明のニスを剥がすテストピースを使ってクリア(フィニッシャーズオートクリア)を
  ドバ噴きしてみました。

  密着した部分は全く変化ありませんが少し浮いていた部分は溶けました。



●一番右の「7」の黒と白の境目を見てください。密着が悪かった部分が溶けています。
  ハクリデカールも水デカールより強いとは言え密着が悪い部分は溶けるということです。

●今回の実験はクリアをドバ噴きしたから溶けたんでしょうが、水デカールも
  密着さえしていれば溶けることはありませんので、「耐クリア性」はハクリデカールに
  大きなアドバンテージは無いようです。

  但し、ハクリデカールは密着度が高いから水デカールより浮く危険性は相当低いです。
  浮きによりデカールが溶ける危険性は水デカールよりかなり少ないです。

●上から。